私たちの身体は生まれながらにして、高い免疫能力を兼ね備えています。
最近ではコロナウイルスの影響もあり、免疫アップという言葉が話題になっていますが
免疫の敵はウイルスではありません。
またウイルスから逃げるために、ワクチンを打つ・アルコール消毒をする・うがい薬を常用することは
本当の免疫力アップとは言えません。
むしろ、アルコールやうがい薬の常用は、良い菌までも殺してしまうので、本来もっているバリア機能を低下させてしまう危険さえあります。
それよりも、私たちが本来備わっている強力な免疫システムを保つことが重要です。
そして、その免疫システムを脅かす敵は『病原体』ではなく『炎症』なのです。
病原体に感染することを心配するよりも、
体内の炎症がどの程度あるのかということを心配するほうが
病気の予防・免疫アップには役立ちます。
step1:慢性炎症の誘因を避ける
毎日、私たちはいくらかの炎症を受けていますが
健康体であればすぐに回復することができます。
問題なのは、『慢性炎症(毎日炎症に晒されている状態)』なのです。
これは症状としては分からないので、その蓄積によってある日突然病気が発症することに繋がりかねません。
高血圧や脂質異常症と同様、実感として分かりにくいが
その状態を放っておくと、いつか大きな病気が発症する。
まさにサイレントキラー(沈黙の殺人者)なのです。
その原因としてはいくつかピックアップします
*酸化ストレス(活性酸素が増えすぎている状態)
*炎症を起こす食品の摂りすぎ
*糖化
*トランス脂肪酸
これらを避けることで、慢性炎症による免疫力低下を予防することがまず大切です。
Step2:自己免疫力を高める
続いて自己免疫力を高めることが大切です。
そのために見直すべきことがこちらです。
- 体内を綺麗にする
- 胃腸の健康を保つ(胃酸、大腸)
この順番に行うことが重要です。
一つひとつ説明していきます。
1 体内を綺麗にする
最初の原則1に戻りますが、やはりこれが一番重要なのです。
何故なら『体内が汚い限り、色々努力してもベストは尽くせない』からです。
体内が汚れる原因は色々あります。
過剰な糖質、添加物、酸化油、トランス脂肪酸、農薬、排気ガスなどなど…
体内をどうやって綺麗にするかは、原則1の記事をもう一度ご覧ください。
2 胃腸の健康を保つ
体内に入っても、生き残ったカビやウイルスは免疫系である程度処理することができます。
その時に大切なのが、胃酸です。
それでも生き残ってしまう原因は主に2つ
① 胃酸の酸度が薄い
② 十分な量の胃酸がない
ことです。
①は『食事直前~直後の飲み物の飲みすぎを防ぐ』ことである程度予防できます。
②は理想的な水分補給が必要です。これについては、原則2の記事をもう一度ご覧ください。
その次に大切なのが、大腸です。
大腸の状態が良ければ、免疫力が上がります。
大腸の環境を良くするためには、炎症になるものを極力避ける(上記)が第一条件ですが
それとともに、環境にプラスになる食材をとることが重要。とくに
① 食物繊維
② クロロフィル
③ マグネシウム
④ 水分
は重要です。
私たちの身体は生まれながらにして、高い免疫能力を兼ね備えています。
私たちの身体は本来は健康であるはず。
しかし、外的要因によって健康でない状態に晒されやすいので、知識を武器に
悪いものを避け
強化するものを積極的に摂取していきましょう。